2018-06-09から1日間の記事一覧
「現代詩の散歩 ーー 西脇順三郎の詩における 円環イメージを辿ってーー 」 ☆はじめに 現代の詩人で好きな人はいますか。あるいは、現代詩 人を誰か知っていますか。そう聞かれて、はい、金子み すゞさんが好きです、とか田村隆一という詩人だったら よく知…
『ト二・ギーコ氏の妄想 ー莫迦なシ"ップンのタワシー』 この世の光の中とやらに現れ出た(人は判る世界を光で表し、明るい世界は目に見えるから、判らない世界を闇で表す。何故なら暗闇では何も見えず何も認識できないから)、つまりこの世に生まれた出たの…
『トニ・ギーコ氏の世界旅行』 一 旅立ち 二 香港 『トニ・ギーコ氏の世界旅行』 一 旅立ち トニ・ギーコ氏は懶(なまけもの)である。縦の物を横にもしない。いや、この言い方に倣(なら)ってより正確に言えば、横の物を横にもしないほどの無精、横着者で…
『日蝕の月光』 序 「帰混沌」 「還差別」 「淫淫」 「途中下車」 「コスモス」 「ほのあかるい廊下」 「影(シャドウ)」 「殺戮」 「インフルーエンザ」 「遷化」 「邂逅」 『日蝕の月光』 序 「遂に新しき詩歌の時は来たりぬ」と、青年らしい頬を紅玉リン…
『無意味な風景』 「奇跡」 「酒場の椅子」 「バイバイ」 「無意味な風景」 「通勤電車」 「鶏小屋」 「ギブ・みー・チョコレート」 「福祉的な光景」 「ガラン ドー」 「喫茶」 「花瓶」 「むい」 「みえない」 「バーバリ」 「弁当」 「落日」 「不在」 「…